2020/08/24
BMW320iご入庫
BMW320iご入庫です。
初めてご入庫頂くおクルマです。
昨年の6月に中古車でご購入、通勤でご利用。
数か月前からエンジン始動時にマフラーから白煙が出るようになったとの事です。
送信して頂いた画像を見ると、相当な量の白煙がまさにモクモクと拭き出しています。
一度、正規ディーラーさまにご相談されたところ、オイル下がりもしくはオイル上がりに加えて、タービンの故障の可能性もあり、高額な修理の為、ご対応は出来ないとのお返事だったそうです。
お近くの修理工場さまにて、指定オイルより硬めのオイルとワコーズさまのシーリング剤を充填した後、450㎞程度走行も症状に変化無し。
ネット検索で当社をご覧になり、お電話でご相談の上でご入庫頂きました。
当社で確認した際も、こんな様子です。
上手く画像が撮れていませんが、工場周辺が白んでしまう程のかなりの量の白煙です。
エンジンオイルがエンジン燃焼室内に浸入する事で、混合気と一緒に燃え不完全燃焼を起こす、一般的にはオイル下がりと言われる症状ですね。
フューエルリッドを開けると、逆流した排ガスが噴出しています。
排気側のバルブステムシールが劣化した事により、バルブをつたってオイルがエンジン内に浸入する=オイル下がり現象である事が点検による診断で確認出来ました。
恐らくは前オーナーさまのオイル管理が宜しく無かったことが原因かと思われます。
BMW車に関わらず、輸入車の場合には純正のエンジンオイルがロングライフの為、オイルの全量交換では無く、消耗分のオイル量を補充する作業を行う事がディーラーさまでは一般的です。
エンジンオイルを交換せずに補充するというのは、欧州の交通環境では問題無いのかもしれませんが、日常的に渋滞が多く、ストップ&ゴーが激しく繰り返される日本の交通事情には、あまり適していないように思います。
本来であれば、バルブステムシールの全数交換が必要ですが、オーナーさまのご予算を鑑みた整備方法を今回は行う事にしました。
エンジンオイルをNUTEC社さまのNC-50 10W50のかなり硬めのオイルに交換します。
樹脂製のオイルドレーンプラグ
再使用出来ないので新品部品と交換、オイルエレメントも同時交換します。
その上で、オイル下がりに絶大な効果を発揮するこちらの添加剤を注入。
あまり他社様では目にすることの無い「マル秘の商品」ですので、画像にモザイク加工をさせて頂きました。
作業完了です。
充填したマル秘添加剤は約160㎞走行程度で効果を発揮します。
オーナーさまのおクルマのご利用状況をお聞きしたところでは、約2週間後に160㎞には達するようです。
2週間後、果たして結果は…正直言ってかなりのチャレンジですが、期待は大です。
オーナーさまからご連絡を頂ければ、こちらでもご報告いたします。
この度は、当社をご利用頂きまして、誠にありがとうございました。
またのご利用をお待ちしております。
高槻・上牧・島本・水無瀬・山崎・長岡京・枚方・八幡・淀にお住まいのBMW車オーナーのみなさまは勿論、輸入車オーナーのみなさま、中古輸入車販売店でご購入された後、不具合症状にお悩みのオーナーのみなさま、信頼出来る鈑金修理工場をお探しの方、是非、お気軽にTAC高槻オートをご利用下さいませ。