2022/07/18
BMWX1ご入庫
BMWX1ご入庫です。

昨年に前後ドライブレコーダーの取付をご依頼頂いたおクルマ。
今回は車検を承る事が出来ました。
先ずは、エンジンオイルの交換です。
充填するオイルは、こだわりの国産オイルメーカーNUTEC社さまの製品を車種ごとにブレンド使用します。
NUTEC社さまの製品情報はこちら
オイルフィルターも交換を行います
続いて、前後ブレーキシステムに堆積しているブレーキダストや埃の類を除去
ブレーキシステムの円滑な作動に欠かせない、ブレーキ専用グリス=潤滑剤を担当整備士が丁寧に塗り込みます。
ブレーキオイルの交換作業
交換前はかなり濁った茶色の色味
交換後は透明の澄み切った色味
オーナーさまの指示により、エアフィルターに引き続き、点火プラグも交換
ドイツ製ウルト社さまのエアコンエバポレーター洗浄と車内除菌抗菌加工を施工
市販されているような強い匂いは一切無く、ほんのわずかに感じる程度の柑橘系のさわやかな香りが特徴です。
いずれも、コロナウイルスへの高い効果がある事が実験で証明されています。
最後にBMW社純正診断機を使用してフォルトコード=エラーコード無いかを確認。
同時に各種定期交換部品のメンテナンスリセットを行います。
試運転を行って、作業完了。
この度はご入庫頂き、誠にありがとうございました…と言いたいところですが…
数日後にオーナーさまからアイドリング不調の連絡を頂き、再度ご入庫となりました。
ご来店頂いて、確認したところでは、エンジン始動直後から僅か100回転程、一瞬ですがエンジン回転が落ち込みます。
エンジン始動から時間が経過するに従って、落ち込む回転数は同じながら、症状発生の頻度が増加します。
診断機で確認するも、不調原因を特定するようなエラーコードは出ていません。
2次エアーの吸い込みかと疑いますが、それも無いようです。
原因特定が出来ないまま、一旦エラーコードをリセットし、お客さまのご都合の良い日に改めて、おクルマをご入庫。
入庫後、前回リセットしたエラーコードの再発はナシ。
アイドリング不調の症状も発生していません。
但し、10㎞程度テスト走行すると、アイドリング不調が明らかに出てきます。
ここからは、地道なアナログ作業です。
ここで、ベテラン担当整備士の経験がモノを言います。
テスト用に在庫しているイグニッションコイルと現状取付分を全数交換して、テスト走行を行いました。
14㎞のテスト走行で、症状の再発が無い事を確認出来ました。
これにより、不調の原因がイグニッションコイルの不具合と特定、部品を取り寄せて交換作業を行います。
交換後、テスト走行を17㎞行い症状の再発が無いのを確認。
翌朝のエンジン始動時にも不調の発現はありません。

診断機にもエラーコードは表示されず、ようやく作業完了です。
診断機にも出ない電子部品の故障。
たまたま車検直後に発生したと思われますが、非常に良い勉強をさせて頂きました。
車検直後の不調という事で、お怒りの言葉を受けても当然のところ、オーナーさまには不調原因が判明した事でお喜び頂く事が出来ました。
この度は、ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした。
それにもかかわらず、当社を信頼して作業をお任せ頂き、誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
高槻・上牧・島本・水無瀬・山崎・長岡京・枚方・八幡・淀にお住まいのBMW/MINI車オーナーのみなさまは勿論、国産車、輸入車オーナーのみなさま、中古輸入車販売店でご購入された後、不具合症状にお悩みのオーナーのみなさま、信頼出来る鈑金修理工場をお探しの方、是非、お気軽にTAC高槻オートをご利用下さい。